もうすぐ卒業旅行のシーズンですね。
私の卒業旅行はもう何年前なんだろう・・・。
二つの手の指では数えられない、足の指も使わなくてはいけないくらい前です^^
そんな卒業旅行ですが、私の時代も今の時代も必携のものがあります。
それは、「クレジットカード」
クレジットカードと言ってもさまざまありますが、何を選んでいいのやらわからない。
そんな方むけにどのようなポイントで選べばいいのか、その結果のオススメは何かをご紹介したいと思います。
海外旅行にクレジットカードが必要なわけ
まずそもそもなんで海外旅行に出かける時にはクレジットカードが必要なのでしょうか。
大きくは、以下の2つの理由に集約されます。
・海外旅行保険
・決済機能
海外旅行保険
海外旅行に出かけるときにはもちろん、何事も起きないことが一番です。
しかし慣れない土地で、何が起きるかわからない。
慣れない食事や水であたってしまったり、病気になったり怪我をしてしまうこともあるかもしれない。
そんなときに病院に行っても、当然ながら日本の健康保険など使えません。
1週間程度入院しただけでも、2、3百万請求されることもざらですし、何か起これば日本から家族が来る為の費用がかかることもあります。
具体的な事例はジェイアイ傷害火災保険のHPに載っていますので、参考に見てみください。
個別に海外旅行の保険をかけてもいいのですが、どうせならば保険が付帯しているクレジットカードの申し込みをした方がお得です。
後述しますが、海外旅行に出かける際の保険は個別にかけると5千円程度はかかってしまいます。
それが学生であれば年会費無料でクレジットカードを持つだけで保険がついてくるのです。
そんな海外旅行保険ですが、保険には複数の保証内容が組み合わされています。
主なものとしては以下の通り。
※保険内容によって条件が異なりますので、入ってる保険内容は事前に確認しましょう。
①傷害死亡・後遺障害
事故によりケガをして、それが原因で障害が残ったり、死亡した場合に支払われる保険。
②傷害治療費用
事故によるケガのため医師の治療を受けた場合の費用を負担してくれる保険。
③疾病治療費用
病気により医師の治療を受けた場合の費用を負担してくれる保険。
④救援者費用等
病気やケガによって入院した際などに、親族等が渡航してきた際の費用を負担してくれる保険。
⑤個人賠償責任危険
他人にケガをさせてしまったり、他人の物(ホテルのなども)を壊したりしたこと等によって、損害賠償責任を負った場合に、損害賠償金および費用(訴訟費用等)の合計金額を負担してくれる保険。
⑥携行品損害
持ち物(バッグ、カメラ、時計、衣類、旅券等)が盗まれる・壊れる・火災等の偶然な事故により損害を受けた場合に保証される保険。
保険の金額については「死亡・後遺障害」以外については複数のクレジットカードの補償額を合算することができますので、クレジットカードを複数持つことで補償額をあげることが可能です。
決済機能
海外旅行に出かける時には現金をある程度持って行くでしょうが、支払いについてクレジットカードが利用できるのであればくれじとカードを利用する方が便利です。
さらに現金についてもクレジットカードであれば海外についてからATMでキャッシングをすることも可能ですので、日本でわざわざ両替をする手間もかかりません。
※海外でのキャッシングの可否も事前に確認しておきましょう
またホテルのチェックイン時に、デポジットとしてクレジットカードを求められることがあり、身分を保証するものとしても重要な役割を果たします。
クレジットカードについては、さまざまなカード会社がありますが、海外で使うためには国際ブランドを何にするかが重要です。
国際ブランドとはカードも右下のマークで判別します。
国際ブランドについて、大きくは以下の5つに分かれます。
①VISA(ビザ)
②MasterCard(マスター)
③JCB(ジェイシービー)
④AmericanExpress(アメックス)
⑤Dinersclub(ダイナース)
JCBは日本のカードブランドですが、それ以外はアメリカ初のクレジットカード。
クレジットカードは1枚だけだど不意に使えなくなった時に困るので、複数枚持つことをお勧めします。
クレジットカードを選ぶ基準
では海外旅行用にクレジットカードを申し込むことに関して、クレジットカードの選ぶ基準をご紹介します。
特に学生用に特化して、保険や使い勝手を重視した選び方です。
クレジットカードを選ぶ際には以下の点を検討材料に選んでいきましょう。
・海外旅行保険の付帯有無(できれば自動付帯)
・国際ブランド
・年会費は無料
ポイントその1(海外旅行保険)
海外旅行保険の付帯有無をきちんと確認しましょう。
年会費無料やポイント還元率に目を奪われてここを見落としては本末転倒です。
また海外旅行保険は、「利用付帯」ではなく、「自動付帯」がいいです。
「利用付帯」というのは旅行に関わる費用の何かしらを支払った場合に適用されるもので、「自動付帯」は利用のいかんに関わらず付帯されます。
いざという時にその支払いは適用外と言われても困るので「自動付帯」かどうか確認しましょう。
ポイントその2(国際ブランド)
先に説明したクレジットカードの国際ブランドですが、1枚はビザかマスターを持つようにしましょう。
1枚目なのであれば断然ビザがオススメ。
JCBは国内では素晴らしいですが、海外に行くとあまり利用ができません。
複数持つことが望ましいので、保険目当ての控えのカードとしては大変有能なカードです。
オススメのラインナップとしては、
1枚目→ビザかマスター
2枚目→マスターかビザ
3枚目→JCBかアメックス
このような組み合わせで持っていれば万全です。
ポイントその3(年会費は無料)
そして三つ目のポイントですが、年会費は無料がいいですね。
基本的には学生のカードは在学中は年会費は無料なものがほとんとです。
ただし卒業後すぐに年会費がかかり始めるのか、数年間は無料なのか各社違いがあります。
少し先を見据えて選ぶものいいでしょう。
年会費がかかり始めそうであれば解約するのも一つの手ですから。
海外旅行にオススメの学生用クレジットカードは何
それでは実際にどのようなカードがオススメかということですが、まずはビザカードかマスターカードから選びましょう。
その中で、年会費が無料で補償金額が高いものがオススメ。
ライフカード(学生用)
一番にオススメなのは、学生専用ライフカードです。
カード券面はこのような感じですが、国際ブランドとしてはビザ/マスター/JCBから選ぶことができます。
先にあげたようにこちらのカードであればビザかマスターを選びましょう。
こちらのカードは在学中も卒業後も年会費は無料です!!
ただし卒業後は無料という代わりに、海外旅行保険のサービスが外れてしまいます。
そして補償金額はこちらで、自動付帯です。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
救援者費用等 | 200万円 |
個人賠償責任危険 | 2,000万円 |
携行品損害 | 20万円(免責金額1事故3,000円) |
年会費無料のカードにしてこの補償ですとかなりの水準です。
同じような金額の補償をつけるように、個別の保険の見積もりをして見たところ5千円を超えました。
またこのカードは保険だけではなく、海外での利用の5%がキャッシュバックされるという優れもの。
今、私が学生であればぜひ申し込みたい一枚です。
三井住友VISAクラシックカード(学生)
次にオススメなのは三井住友VISAクラシックカード(学生)です。
このようなカードを見たことはあるのではないでしょうか?
こちらのカード会社は三井住友銀行系の老舗カード会社でビザブランドの代表的なカードです。
歴史もある会社なので絶対的に安心の1枚です。
主観ですが何よりも券面がカッコいい!!!
年会費は在学中無料で補償金額は以下の通り。
このカードでの保険は利用付帯です。
補償内容 | 最高保険金額 ()内はクラッシックA |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円(2,000万円) |
傷害治療費用 | 50万円(100万円) |
疾病治療費用 | 50万円(100万円) |
救援者費用等 | 100万円(150万円) |
個人賠償責任危険 | 2,000万円(2,500万円) |
携行品損害 | 15万円(免責金額1事故3,000円)(20万円) |
在学中は無料ですが、卒業後は1,250円(税抜)の年会費がかかります。
少し残念なのは補償内容としては少し物足りない金額であるのと、利用付帯ということ。
追加で250円(初年度年会費無料・税別)かかりますが、「クラシックA(学生)」というカードであれば保険が自動付帯で補償金額も増加※します。
※上の表の()内の金額/死亡保障は自動付帯300万円で利用付帯が1,700万円
卒業旅行をきっかけで作るのであればクラシックA(学生)が断然オススメです。
JCB CARD EXTAGE
日本初の国際ブランドのJCBです。
先にご紹介したようにメインのカードというよりはサブで持ちつつ、保険を適用させるというポジションがいいカードです。
カード券面は以下のような感じ。
カードの年会費は5年間は無料。
5年後には年会費1,250円(税抜)がかかりますが、ここで一つ注意。
5年間の間に解約をしてしまうと2,000円(税抜)の手数料がかかってしまうということ。
継続してJCBを使おうと思うのであればまったく問題ないですが、前提として頭にはいれておきましょう。
補償金額は以下の通りですが、こちらも補償は利用付帯。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 |
救援者費用等 | 100万円 |
個人賠償責任危険 | 2,000万円 |
携行品損害 | 20万円(免責金額1事故3,000円) |
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
最後にセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードです。
こちらのカードはクレディセゾンというカード会社が発行しているアメックスブランドのカードで、学生でも申し込みが可能。
券面は以下のような感じ。
こちらのカードは通常は年会費が3,000円(税抜)でかかりカードですが、25歳以下は年会費が無料です。
年会費がかかり前に解約しても手数料はかかりません。
気になる補償金額ですが自動付帯で以下の通り。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
救援者費用等 | 200万円 |
個人賠償責任危険 | 3,000万円 |
携行品損害 | 30万円(免責金額1事故3,000円) |
こちらのカードは学生用ではなく、海外旅行に出かけるために保険を充実させたカードであるため、保険の補償金額はかなり手厚いです。
にも関わらず25歳までは年会費無料ですので、海外旅行に出かける際にはサブカードとして作っておくべき1枚でしょう。
オススメの組み合わせ
以上のカードよりオススメの組み合わせとしては、
1枚持ちであれば「ライフカード」か「三井住友VISAカード」にてビザブランドの申し込み
2枚持ちであれば「ライフカード」か「三井住友VISAカード」のビザブランドと「セゾンブルーアメックス」を申し込み
3枚持ちであれば「ライフカード」でマスターブランド、「三井住友VISAクラシックカード」と「セゾンブルーアメックス」の組み合わせでしょう。
保険金額の観点とカードが使えないといういざという時のためにも3枚持つことをオススメします。
少なくとも補償の金額の観点から2枚持ちのパターンにはしておきたいところです。
海外旅行におすすめの学生用クレジットカードまとめ
クレジットカード会社には様々な会社とサービスがありますので、もっと色々なカードを見てもらっても面白いと思います。
ただし今回ご紹介したカードの中でも、ライフカード(学生用)については年会費の考え方、キャッシュバック、保険の補償金額とかなりバランスの良いクレジットカードです。
学生の時にしか作れないカードですので本当にオススメです。
卒業旅行楽しんできてください!!
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