日本国内にて月間のアクティブユーザーが7,000万人を超えるLINE。
その中で決済にかかるサービスの一つとしてLINE Pay(ラインペイ)があります。
他にOrigamiPay(オリガミペイ)やPayPay(ペイペイ)、楽天Payなどと同じようなコード決済(QRコード、バーコード)提供会社の一角としての存在感を出しています。
そのLINE Payについての活用方法はANAマイルを貯めている方には有効であっても、条件が現状ではやや厳しく、現在のところではまだ使うには早いと考えています。
目次
LINE Payの利用方法
LINE Payは以下の3つの支払い手段の総称を言います。
LINE Payカード
コード決済
オンライン決済
インターネットでの買い物について利用できるサイト、現在であればZOZOタウンなどで利用可能。
いずれの決済手段についても、事前に指定金額をチャージして支払いを行います。
チャージ方法は以下の通り。
・銀行口座より
・LINE Payカードレジチャージ
・コンビニ
・オートチャージ
他のコード決済にあるようなクレジットカードでチャージについてはオンライン決済でのみ利用可能で、LINE Payカードやコード決済はクレジットカードのチャージは不可です。
LINE Payのポイント還元率
コード決済を利用する際の決め手にもなりうるポイント還元立ですが、LINE Payは他のコード決済アプリとは違い、ポイント還元率は会員のランクによって決定されます。
ランクの決定方法については、前月のLINE Payの利用金額によってきまります。
金額にについての基準は以下の通りです。
※2018年10月より判定条件が変わり、送金の回数条件は撤廃されました。
グリーン |
ブルー | レッド | ホワイト | |
条件(月の利用金額(円)) | 10万以上 | 5万以上〜10万未満 | 1万以上〜5万未満 | 0円〜1万未満 |
ポイント還元率 | 2% | 1% | 0.8% | 0.5% |
さらに2019年7月までの間はコード決済については上記のポイント還元率に3%上乗せでの還元となり還元率は以下の通りとなります。この期間中であれば最低ランクのホワイトであっても還元率は3.5%となります。
〜2019年7月迄 | グリーン |
ブルー | レッド | ホワイト |
ポイント還元率 | 2%+3%=5% | 1%+3%=4% | 0.8%+3%=3.8% | 0.5%+3%=3.5% |
カラーの判定条件のついては、6月→8月→10月と半年も経たないうちに二度も改訂されています。
6月の時点での判定条件は、『前月20日までのコード支払い、LINE Payカード支払い、オンラインショップでの支払い、LINE Pay請求書払い、送金などの利用実績を元に翌月のバッチカラーを判定』というもの。
条件が曖昧で、相対評価のようで不評だった為、8月には現在の判定条件に送金実績が加わった以下のようなものに変更されまいした。
グリーン |
ブルー | レッド | ホワイト | |
条件(月の利用金額(円)) | 10万以上利用 5人以上に送金 |
5万以上〜10万未満利用 3人以上に送金 |
1万以上〜5万未満 1人以上に送金 |
0円〜1万未満 |
ポイント還元率 | 2% | 1% | 0.8% | 0.5% |
送金という条件がついていた為、月額でいくら使っても送金がなければホワイトという最低ランク。
当然ながらLINE Payが普及しきっていない中では送金なんてそうそう発生しないでしょう。まぁ、知り合いや家族と送り合えば良いのでしょうがそれでもブルーの条件の3人がいいところでグリーン条件の5人の送金はかなり難しかった。
これが不評だったからか2ヶ月で条件は撤廃されて、現在の利用金額のみに変わったものです。
ユーザーの意見を反映してすぐに改善してくれるということはいいことですが、裏を返すと改悪であってもすぐに対応されてしまう可能性はあるということを気に留めておいたほうが良いでしょう。
使い勝手がよくなる改定は大歓迎ですけどね。
LINE Payポイントの使い道は
LINE Payの残高にチャージ
1ポイント1円に換算で残高にチャージが可能です
LINE STOREでの利用
LINEスタンプなどの購入に使うことが可能。
こちらについても1ポイント1円換算で利用可能。
Amazonギフト券に交換
言わずとしれたAmazonで使えるギフト券に交換。
550ポイントを500円券に交換可能
nanacoポイントに交換
nanacoの残高にチャージできるnanacoポイントにチャージ可能。
こちはLINEポイント300ポイントをnanacoポイント270ポイントに交換
メトロポイントに交換
パスモにチャージや楽天ポイント、ANAマイルへの交換が可能なポイント
こちはLINEポイント300ポイントをメトロポイント270ポイントに交換
LINE内のサービスであれば1ポイントが1円に等価交換が可能。
他のサービスについは約90%で交換可能です。
特筆すべきはメトロポイントでしょうか。
各種ポイントサイトからメトロポイントに変換してANAマイルに交換するソラチカルートが閉鎖されてしまった今、メトロポイントからANAマイルに交換するにはLINEでの交換が一番還元率が高くなっています。
LINEからメトロポイントに変更するには0.9掛けに、さらにソラチカカードのメトロポイントからANAマイルで0.9掛け、0.81掛けでの交換が可能です。
ただし、カラーがグリーンになれればという前提ですが。
LINE Payまとめ
LINE Payは他のカード決済(OrigamiPay・PayPay・楽天ペイ)と違って決済するための金額が事前チャージで、かつクレジットカードでのチャージは行えません。その為、クレジットカードでポイントを集約したい場合についてはあまり魅力は感じにくいサービスかもしれないです。
ただし、クレジットカードを通さないので、LINE Pay内でのポイントについては最高ランクまで行けば一般的なクレジットカードよりも高い還元率が得られます。
ポイントについても、最高ランクまでいけばANAマイルを貯めている方についてはソラチカカードルートで交換すると100円で1.62マイルと還元率では申し分ないです。ただし、JALマイルを貯めているので荒ればあまりメリットはないでしょう。
最後に、LINE Payは他のコード決済とは違い、コミュニティと決済を紐付けを前提での作り込みがされています。LINEの普及割合から見れば、全ての方がLINE Payに乗ればものすごい強みですが、加盟店が増えないことにはなかなかユーザーはついて来ないでしょう。しかし、ユーザーが増えなければ加盟店も増えいない。全ての事業者に言えることですが、そこの両軸をどう増やしていくかは課題でしょう。
その為に2021年7月31日までは加盟店手数料「0」、ユーザーにはポイント還元率+3%と大盤振る舞いをしています。今後は2018年12月からファミマも加盟店となり、使えるところも増やして来るでしょう。+3%も魅力的な数字なのでLINE Payを中心にすえてとオススメしたいところですが、毎月月間に10万円を使えるほどの加盟店がないので、グリーンになるのもなかなか厳しそう。やはり、加盟店が増えるのを見極めてからですね。
ちなみに、送金機能については普及しずらい気はします。だって、割り勘するのにLINEで友達にならないと行けないけど、会社での飲み会で嫌な人(上司とか)とは友達になりたくないから。
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